海の中にも色とりどりのコロニーを作る細菌がいます。
とくにAlteromonas sp.(アルテロモーナス)は紫、黄色、オレンジetc.とカラフルです。
AlteromonusはCatalase(カタラーゼ)を持っていないため自分の身体の中に蓄積したH2O2(過酸化水素)を分解できないので非常に短命です。
また海水の塩分3%と等調(水に弱い)であるはずのビブリオが食中毒菌として恐れられているのでしょうか。
それはヒトの生活習慣とも関連しています。昔食中毒細菌のトップであった腸炎ビブリオが現在では5位となっています。
食生活の欧米化もあり、またサラリーマンの残業時間が減ったことも影響していると私は考えています。同じまな板で魚を処理する事自体がすでにスーパーで処理済みになっていますので減少しています。またキュウリの塩もみとか塩分の高い食品を食べる機会も減少しています。料理ができた頃にはサラリーマンも帰宅し食事をします。
昔のように同じまな板で魚をさばき、キュウリを切って塩もみを作り、サラリーマンはサービス残業して調理後6時間もたった夜中に食事、当然きゅうりの塩もみの中でビブリオが繁殖してしまいますよね。
食中毒も欧米化しているのでしょうか。
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