昨日キシリトールの犬への毒性を取り上げていてふと思ったのですが、キシリトールのイメージといえば、フィンランドの白樺の木からとれる甘味料で、フィンランドでは虫歯が少ないのは食事の後にキシリトールガムを食べるからといったCMの場面を思い起こします。北欧の自然のイメージでした。
そして今やガムやキャンディーにはキシリトールが入っていなければ売れない状況になっています。
業界のうわさに聞くところによると、フィンランドの白樺は減少し木材のヘミセルロースから作られていたキシリトールの生産拠点は北欧から中国へ移行し、原料も白樺からトウモロコシの芯に変わっています。そして製造時に濃硫酸などで分解をしますので、中国の排水規制が強化され中国でも生産量が低下しています。
キシリトールを摂取することは、何年も生育にかかる白樺などの森林を破壊していたのかなぁと思うと、原料がトウモロコシに変わって少し救われたような気になっています。
ちなみに通常の生活をさせていれば、犬は虫歯になりません。歯の構造と唾液の分泌量、そして犬の口内はアルカリ性です。
|