プロタミンは白子分解物として知られている保存料です。
サケやニシンのしらこの塩基性タンパク質で食品として食経験のある物ですが。試験管での保存効果が強いためポリリジンと共に保存料に分類されています。食品でもあり添加物でもある分類が難しい物質ともいえるのではないでしょうか?
安全性試験は単回投与毒性試験(LD50:5000mg/kg以上,マウス),反復投与毒性試験(13週間,無毒性量:625mg/kg/day),変異原性試験(陰性)
といった状況で既存添加物(従来の天然添加物)の中では比較的安全性が早く明らかになった物質で、添加物公定書の第八版に掲載される予定です。
生体内では小腸のトリプシン、キモトリプシンで分解されてアルギニンのdipeptide、tripeptideとして吸収されます。
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