食品ネット分析室 

食の安全の為、本当に健康に良くないもの?本当に危険なものを考えてみましょう。
添加物だけでなく、環境衛生や分析手法などの画像もアップしています。
 
くら寿司のサイトを見てきました
くら寿司のサイトを見てきました。

「健康を優先するため、化学調味料・人工甘味料・合成着色料・人工保存料の四大添加物をいっさい使用していません」
といった内容でした。

最近の回転寿司はコンピューター管理で同じお皿が何時間も回らないように管理されていますから、そもそも世の中に人工保存料など使うお寿司屋さんがいるのでしょうか(昔の化学的合成品の保存料は用途制限があり寿司には使用できません・食品衛生法の常識です。)・人工・合成などの使用は食品衛生法では使用しないことになっています。お寿司に着色料を使うお寿司屋さんも見たことがありません。調味料は昆布からとっても鰹からとっても化学物質です。
55分以上回転し続けないようにくら寿司独自の管理をしてある。と書いてありましたが55分では細菌の急速な増殖は有りません。細菌の増殖にはlag phaseという環境が変わると細菌がその環境で発育するために酵素などの増殖に必要な状況に自分を変える時間が数時間あります。その間は細菌は増殖しません。55分も回転しているとひからびておいしくなくなるのでしょう。

四大添加物の定義がまず分かりませんが、くら寿司では色素ではカラメル色素を使われていますし、増粘多糖類(ガム類)やミョウバン(硫酸カリウムアルミニウム12水塩、AlK(SO4)2・12H20)も使用されています。
動物的に人間を観察したときに本能的にいやがるであろう添加物の種類を四つ選ばれたのでしょうか。

大脳辺縁域を刺激してお客を動物的に呼ぶよりも何のためにどういった添加物を使用していないのかを消費者に科学的に説明してほしいと思いました。

私が感じたのは「お寿司が回っているなんて許せない」・・・・ということでした。
| trinity | 食品一般 | 09:53 | comments(2) | - | PAGE TOP
白石綿
私のブログのコマーシャルに時々掲示される。

のホームページに白石綿の観察写真が掲載されておりました。
すごくきれいです。

先月阪神間の病院で大腸ポリープの切除で入院しましたが(大変痛かった)同じ部屋に中皮腫の方がおられて、こんな美しい物が、大変な病気を引き起こすのかと思うと。見せかけと本質とのギャップに愕然としました。
| trinity | - | 16:48 | comments(0) | - | PAGE TOP
年末の食中毒事件
クリスマス用のケーキの販売で多忙な時期に食中毒菌の混入がニュースをにぎあわせました。新宿高野のケーキから食中毒
菌数は1g当り8,800個、黄色ブドウ球菌の最小発症量は1g当り数万個といわれていますので食中毒にはなりそうにありませんね。ただし長期保管して年末に食べられる方がいなければ良いのですが。ところで黄色ブドウ球菌、コアグラーゼテストまでされてのでしょうか?
案外食中毒を起こさないタイプのブドウ球菌で大騒ぎしたのでは?
コアグラーゼ試験+株は100%食中毒菌とは限りませんが現在では確率の高い試験法となっています。
| trinity | 衛生管理 | 15:53 | comments(0) | - | PAGE TOP
おかしな無添加表示
日本食品添加物協会の情報によると

・「くら寿司」の広告(読売新聞2005.10.30.)
    「ほんものの美味しさ…無添の美味しさ」「快挙…四大添加物を除去」等の科学      的根拠が不明な食品添加物無添加の優位性を主張する表現が多数。
  →誤解を招くおそれがある表現に対して日添協は「くら寿司」に意見書を提出
  →回答書:「くら寿司」は正当性を全面主張(意見書の抗議内容は受け入れられ   ず)。
・ニチレイの広告(読売新聞2005.10.30.)
    「着色料・保存料・化学調味料を使用していません」という表現
    →意見書を提出(現在のところ回答書は帰ってきていない)

回転寿司に添加物????何を無添加にするのでしょう?お酢でしょうか?
回転寿司には何か特別の添加物が使われているのでしょうか?
冷凍食品に着色料や保存料、化学調味料が必用なのでしょうか?
化学調味料という表示自体が食品衛生法では認められていません。

こうした表示は添加物=悪といった人間の本能に訴えて購入をさそう商法で消費者を少し甘く見た商法のような気がします。
世界的にはお酢も砂糖も添加物ですので、無添加の「回転すし」っておいしくないのでは?私は食べたことがありませんが、食べられた方いかがでしたか。
| trinity | 食品添加物 | 13:31 | comments(0) | - | PAGE TOP
食育基本法て農家の保護?
昨今食品のエネルギーベースでの受給率が40%程度に落ち込んでいることに属議委員(農林属)の方をはじめ多くの農業関係者が困っているようです。
このたび食育基本法なる法律ができましたが、非常に偏った法律、強いて言えば国民皆で農家を保護するための税金を払いましょうと言った内容にがっかりしました。
農業が衰退すればあたかも日本の緑が無くなってしまうような記事が記載されています。http://www.shugiin.go.jp/itdb_gian.nsf/html/gian/honbun/houan/g15902009.htm
食品の原産地表示も国産が良いと言った何の根拠もない本能的な感情を利用した法律です。○○県産といえばおいしいのかなぁといった本能的な反応で国産作物を購入させるといったうがった見方もしてしまいます。
加工食品メーカーさんも同じです。
原産地表示
食品の表の表示ではあたかも北海道でとれたかのように宣伝していますが、裏の表示はカナダ産。カナダのニシンを北海道でさばき卵を取り出した物が北海かずのこになっているのです。
農家には大きな補助金が毎年出ています。農家は食のエネルギー自給率のみならず、緑を保持するために必要な産業だと言った理由ですが、そのために多くの税金を徴収されるサラリーマンはどうしたらよいのでしょうか。
| trinity | 食品一般 | 13:41 | comments(0) | trackbacks(1) | PAGE TOP
低温保存でのネトとその対策
低温ネト
時々食品をしっかりと低温保管しているのに粘性物質(レバン)がでて糸を引くことがあります。これはPseudomonasu sp.(シュードモナス)による砂糖からのLevan(グルコースに果糖が沢山数珠繋ぎになった多糖類)を作っているのです。
Pseudomonasu sp.は低温でも発育する低温細菌です。最低発育温度は4℃です。ネトを出す属はP.fluorescensP.chlororaphisP.aureofaciens等があります。これらの細菌は蛍光色〜緑色の色素を出しますので、ネトが蛍光色になっていることがあります。
Pseudomonas sp.は易熱性(熱に弱い細菌)ですので加工食品では加熱後の二次汚染で発生します。アルコール+乳酸+乳酸Naといった処方のアルコール製剤で除菌してやれば低温腐敗が止まります。加熱工程後の一番滞留時間が長い冷却工程から除菌作業を開始しましょう。
| trinity | 腐敗 | 10:09 | comments(0) | trackbacks(1) | PAGE TOP
保存料(しらこ)でいいのでは
コンビニエンスストアーでは保存料抜きの活動が2001年から続いています。
保存料抜きの代わりに何をするのでしょうか。
それは、日持ち向上剤やpH調整剤、調味料製剤などを使用し二次的な保存効果を得ているのです。日持ち向上剤の中に使用されるグリシンは我国だけで使用されている物で、保存料が敬遠されるようになってから、使用量は急増し今では年間9000トンものグリシンが食品に使用されています。
グリシンは一日3g取ると睡眠導入効果が現れます。食品で保存効果をしっかりと発揮させるためには1%の添加が必要です。加工食品を300g食べたら心地よい眠りに・・・・・なんてシャレにもなりません。
保存料は悪い物これは、大脳辺縁域の本能が感じる動物的な判断です。
我々人間は前頭連合野で科学や常識をかてに判断できる唯一の動物です。
その消費者が本能的に危険と判断する保存料を何の教育もしないまま、消費者を動物として扱っているのがコンビニエンスストアーをはじめとした食品業界なのです。
この製品は食品から作られた安全性の高い保存料(しらこ)を使用していますと堂々と表示してはどうでしょうか。
怪しげな化学物質を保存料の代替えに使用し、食品衛生法違反にならないためにも、一度みんなで考えませんか。
| trinity | 食品添加物 | 07:37 | comments(6) | trackbacks(248) | PAGE TOP
食品添加物て本当に悪者?
食品添加物は悪者、業者にだけ必要で、「消費者には不用な物」といった意見や、「単品の添加物の安全性は分かっているが複合作用が有る」といった意見があります。

確かに既存添加物(昔の天然添加物)の中には未だ安全性が未確認な物があります。でも私はリンゴを食べるとき蜜入りの方がおいしそうに見えます。これはNHKのためしてがってん?だったかでも取り上げられていましたが、リンゴの蜜はソルビトールという食品添加物です(もちろん光合成の結果自然にリンゴに蓄積される物です。)。

食品と食品添加物のあいだには垣根が無いように最近は感じています。私たちが食品といっている物の中にも添加物が沢山含まれています。

複合汚染についても食品安全委員会の人たちのあいだでは、非科学的と断定されています。二つの食品添加物が混じることと、二つの料理を食べることの間には何の区別もありません。
調理中に食品成分だって化学反応を起こしているのです。

強いて言えば食経験がある・昔から人が食べてきて何の被害もない物こうした物に消費者は安心感を持って食品と感じていますが、保存料のしらこなんてまさに食品であり食経験もあり安全性が確認されている。こうした添加物をコンビニでは保存料といった名前を書かなければならないがために、使用を禁止し保存料不使用とうたっていますが、その代わりにもっと沢山の安全性が低い表示のいらない添加物を使っているのです。

コンビニさん! コンビニさんも情報発信基地として、添加物に取り組まれてはどうですか?違法な添加物を何年も知らずに使っていたでは、便利なコンビニ弁当が怖くなってきます。
| trinity | 食品添加物 | 14:22 | comments(2) | trackbacks(74) | PAGE TOP
食品に違法に使用されている抗生物質
数ヶ月まえにコンビニ弁当に違法添加物が使用されている記事が新聞に記載されていました。

添加物業界には、違法な添加物を未だに販売している業者がまだまだいます。
乳酸菌発酵物として販売している物は、Lactobacillus lactisを使用して発酵させたものですが、Lactobacillus lactisはナイシンという抗生物質を作ることは周知の事実。乳酸菌の発酵物といっていかにも健康によいイメージで食品に抗生物質を使っているのです。

厚生省の指導はいったいどうなっているのでしょうか?
私の知っている人物が厚生労働省の指導課にA化成のア○○ドという商品を送付して乳酸菌発酵物として抗生物質を販売していると訴えた後もA社は継続して同じ商品を販売しています。
私たちは知らないうちに抗生物質入りの食品を口にしているのです。

メディアの力でこうした違法添加物を無くさなければ、厚生労働省は重い腰を上げないのでしょうか?
| trinity | 食品添加物 | 08:43 | comments(43) | trackbacks(24) | PAGE TOP
細菌の展覧会(4)
B.medusa
Bacillus medusa(バシルス・メディウサ)のコロニーです。
時計回りの蛇のような髪を持った独特のコロニーを作ります。このとき培養はシャーレを反対にして培養していますので、メディウサの髪は実際は反時計回りに生えています。
シャーレの真ん中に線刺培養してやると見事な神話に出てくるメディウサの髪のようなコロニーを作ります。

ふと思うのですが、日本で見られるB.medusaは全て反時計回りのコロニーですが、南半球では時計回りになるのでしょうか?
| trinity | 細菌一般 | 12:58 | comments(5) | trackbacks(307) | PAGE TOP

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