3月7日に本ブログで取り上げた残留農薬関連記事が昨日の日経新聞に掲載されていました。「跳ね上がるコスト」といったタイトルで商品欄に掲載されていました。従来は残留しても良い農薬の残留基準を設定してきたネガティブリスト(283種類)を5月29日から、ある程度残留しても良い農薬799品目を設定し、その他の物質の残留基準を0.01ppmに設定するというものです。記事の中で「安さだけを求める消費者がいるのも確かだが、安全の為の『適正価格』を受け入れる土壌もできつつある」と評価されていました。
ソバの需要は年間10万トンでその7割が中国産だそうです。ソバは荒れた大地でも育ちますのでミャンマーなどからの輸入の記事の掲載されたことがあります。ソバはソバ粉が30%入っていればソバと表示が可能です。今日購入した二八ソバは製造地長野と表示してありましたが、中国のソバを80%使用し20%の小麦混ぜで乾麺にする工程を長野県でされたのでしょう。
日経新聞には輸入時の検査費用が10倍になるのではないかとかかれていましたが、なかなか消費者価格に反映できない製造メーカーが、生産地を偽って高く販売する構造にさらに拍車がかかるのではないでしょうか。
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