食品ネット分析室 

食の安全の為、本当に健康に良くないもの?本当に危険なものを考えてみましょう。
添加物だけでなく、環境衛生や分析手法などの画像もアップしています。
 
細菌の展覧会(11)
Saureus
黄色ブドウ球菌(Staphylococcus aureus)を検出するための10%卵黄加マンニット食塩培地の写真です。
卵黄は約20〜25gありますので、卵黄を加えずにオートクレーブして、培地がさめてきてから、卵の表面をアルコール綿でよく拭き、卵を割って卵黄だけ取り出します。(卵の殻で料理するように卵白を捨ててください。)殺菌した爪楊枝などで卵黄を崩して添加してやりシャーレに巻いてください。卵黄分解帯がコロニーの周辺にできているのがブドウ球菌の簡易分離法です。
| trinity | 細菌一般 | 12:28 | comments(4) | - | PAGE TOP

コメント
こんにちわ。細菌の展覧会楽しみに拝見させていただいてます。

前回の卵黄加マンニット食塩培地上のリッケニフォーミスの件で黄色ブドウ球菌の検査を見直す機会ができちょっと「?」と思うことがありました。先輩のノートにはマンニット培地111gに蒸留水1000mlをオートクレーブにかけ温度を56度程度にさげ卵黄20mlと同量の滅菌生理食塩水(0.9%)を加えるとあり信じてこの方法でやってきたのですが、これでは卵黄液が足りないかも。と顔が青ざめました。それに滅菌生理食塩水は0.9%で本当に正しいのか分からなくなってしまいました。
10%にするには111g:900ml;50ml(卵黄):50ml(滅菌食塩水)が正しいのですよね。間違っていれば今からでも修正しようと思います。たびたびの質問申し訳ないです。宜しくお願いします。
| アウレウス | 2006/05/21 12:13 PM |

今日、卵黄加マンニット食塩培地を作りました。
今までのやり方と卵黄液10%になるやり方と2種類作りました。明日、テストして2つの差を確認してみるつもりです。
結果が出たらお知らせします。
| アウレウス | 2006/05/22 3:49 PM |

私の研究所では10%卵黄加マンニット食塩培地を使用しています。卵黄なしのマンニット食塩培地250mlに卵黄(希釈なし)を1個入れるとほぼ10%になります。生理食塩水は0.8%で使用しています。こうした差はあまり大きな間違いを起こすことは少ないような気がします。卵黄が少なければ分解帯が薄いかもしれませんが。間違いを恐れずに頑張りましょう。
| trinity | 2006/05/24 12:06 PM |

心強いお言葉ありがとうございます。

昨日、2種類の卵黄加マンニット食塩培地に試料液を植えつけたのですが、試料液がよくなかった(?)為に黄色ブドウ球菌は現れてくれませんでした(残念)。
しばらく、この方法でチャレンジしたいと思います。
頑張るぞお。ありがとうございました。
| アウレウス | 2006/05/24 4:02 PM |

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