引き続き食と関わる化学物質について考えてみましょう。
農薬はやっとポシティブリストが導入されました。それまでのネガティブリストではDDTなどの使用してはいけない農薬と野菜ごとの推奨農薬の使用法が指導されていただけでした。農薬によって残留時間が異なりますので、指導にそって使用していれば出荷時に残留することは有りません。
しかしこうした指導では、昨日論議した牛肉の特定危険部位の除去と同じく、生産者にすべてゆだねられ、残留するののが必ず出てきます。特に農薬は劇毒物に該当する物が有りますので、ポシティブリストだけではなく、法律で使用方法を縛っていかなければ、輸入野菜は輸入時の水際検査が頻繁に行われるので、農薬の残留した野菜が検査で引っかかることがありますが、国産の野菜も定期的に検査しなければ、知らないうちに農薬を口にしているかもしれません。
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