食品に違法に使われている抗生物質というテーマについて沢山のご意見をいただいております。
ことの発端はプロバイオティクスの解釈の間違いから始まっているのではないでしょうか?
昔読んだ光岡先生の本に、新生児の腸内は無菌で、母乳を飲むことでまずビフィズス菌が主な腸内菌相となり、次第にクロストリディアが増加してゆく。クロストリディアは加齢とともにその比率が増加してゆく悪玉菌で、ビフィズス菌は善玉菌で腸内の環境を整え、免疫力の増強などに役立っているといった内容が掲載されていたことを思い出します。
本来プロバイオティクスとは、こうした善玉菌を積極的に摂取することが健康に寄与できるのではないかという観点から10年程度前から特に活発に研究が行われていたように思います。
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