昨日の日経新聞に「清涼飲料水に発ガン物質」というタイトルでDHCのアロエベラに回収命令という記事が掲載されていました。
これは
厚生労働省の発表によるものですが、このビタミンCと安息香酸Naが反応してベンゼンが発生する事件って1990年に米国で騒動になり、ペプシやコカコーラが清涼飲料水の処方変更する事件があったように記憶しています。そもそも飲料水の業界はCIPがすすみ製造ラインの自動洗浄で汚染がほとんど無くなっている業界ですので、お醤油の保存料として地方のお醤油メーカーが使っている安息香酸を使う必要があるのでしょうか?しかし案外Y印さんのブドウ球菌食中毒のように、見落としがちなポイントがあったり、昔ながらの小さな飲料充填を下請けしている企業では衛生面が追いついてないところもあるのでしょうか。
ところでベンゼンといえば原油高で化学品の原料であるベンゼンも高騰しており、ナフサ→ベンゼン→フェノールといった関連物質も変異源性がある物質ですがこうした原料を使用されている化学品メーカでの安全性はどのように維持されているのでしょうか?そもそもベンゼンを製造している環境は、揮発するベンゼンをどのようにトラップしているのでしょう?石綿と同じ事件にならないような安全策がきっととられていると思いますが、化学音痴の私にはわかりません。どなたかご教授ください。