クリックすると拡大しますが画質不良です。
昨年11月5日と6日に黒カビAspergillus sp.(アスペルギルス)をとりあげましたが、もう一種類の黒カビです。冷蔵庫のパッキンやお風呂のタイルの目地が黒くなる場合はほとんど、Cladsporium sp.(クラッドスポリウム)によるものです。乾燥させてセロテープではぎ取り顕微鏡で観察すればすぐに判明します。高松塚古墳の黒カビもこの種類でしょうか?いずれにしても高松塚古墳の壁画は早く剥ぎ取り、湿度50%以下の窒素環境下におかなければ、どんどんカビが広がってしまいます。酸素濃度0.1%でもカビは繁殖しますので、酸素濃度計で酸素濃度を管理しなければなりません。
追伸
どうも高松塚古墳の壁画はカビだけではなく、ダニ、細菌にも汚染されておりこうした物がカビの栄養源になっているようです。