食品添加物の数
指定添加物 (345品目)
既存添加物 (489品目)
天然香料 (約600起原物質)
一般飲食物添加物 (約100品目)
数ある添加物の中で、安全性データーがそろっているものが指定添加物です。既存添加物た天然香料については、天然物ということで厚生労働省が名前をリスト化しただけで安全性データーはほとんどありません。
今回の食品添加物公定書第8版では既存添加物の中で、安全性や規格が決まったものが追加されます。
保存料では、白子分解物、ポリリジン、ヒノキチオールが追加になります。
ポリリジンは微生物による発酵で生産される本来はアミノ酸系抗生物質ではないかと私は考えています。それも高純度の物があれば良いのですが純度が低いようで、微生物の作るアミノ酸・タンパク質を多く含有する保存料です。米国で微生物が作るアミノ酸トリプトファンで死亡事故が起こったことはいまだ記憶に新しいところです。一方の白子分解物は食品中に多いときは10%程度含まれる成分で安全性も認められました。
添加物を用途で分類し、保存料は悪い、調味料は良いといった判断には全く科学的根拠がなく、むしろ指定添加物のソルビン酸などの方が、化学合成品以外の添加物・つまり既存添加物や香料よりよっぽど安全だと私は思っています。
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