2兆8310億円これがH18年度の農林水産省の予算です。
日本のエネルギー受給率は40%です。エネルギー換算した食料の60%を海外からの輸入に頼っているのが現状です。
この食料受給率を上げるために使用されるのが4人家庭で9万4千円もの税金が農家の保護に使用されています。
今年の農林水産省の方針は
今回の基本計画の見直しにおいては、農政を取り巻く情勢の変化を踏まえ、
・新たな食料自給率目標を設定し、その向上に取り組むこと
・食の安全と消費者の信頼を確保すること
・担い手の経営に着目した経営安定対策への転換や、担い手への農地の利用集積の促進に取り組むこと
・環境保全を重視するとともに、農地・農業用水などの資源を保全する施策を確立すること
・農産物の輸出やバイオマスの活用などを促進する「攻めの農政」を展開することなど、政策改革の方向付けがなされるとともに、政策の推進に当たっては、
・施策の推進に関する手順、達成目標などを示した工程表を作成すること
・政策評価を積極的に活用して施策の効果等を検証すること
により的確な工程管理を行うことが明記されています。
今後、本基本計画に基づき、政府一体となって各般の施策に取り組んでいくこととしています。
といった事が述べられています、農業保護を正当化する為に、農業は田んぼや畑、森林といった環境保全にも大きな役割を果たしている。といったこともかかれています。たしかにそうですが、東京や大阪の大都市で畑も見えないところで働いている人のマンションの土地にかかる税金と農地にかかる税金が違うことはみなさんごぞんじですよね。
どうして農業保護のもとで群馬のこんにゃくや千葉の落花生が輸入禁止品目になっているのでしょうか群馬県には特に有力な政治家がおられます。
日本の平均耕地面積は1.2ヘクタール、海外では1農家で数千ヘクタールの土地を保有している国があります。競争にはなりませんよね!
有事の食料確保を述べられる方もおられますが、イラク戦争を観ていれば仮想敵国が攻めてきても米軍との安保がある限り、食べ物には困らないように思えてなりません。農業も全て株式会社化して土地を集約してゆかねば、毎年10万円近い税金を農業の為に払うのって納得できません。
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