細菌の性状が掲載されているBergey's Manual Vol2 Part B&C が届きました。細菌の生化学的性状による分類はまだ残っていますが、生化学的性状が陽性か陰性かといった判断から、何%が陽性かといった判定に変わっています。まだ全巻そろっていませんが、遺伝子情報がかなり盛り込まれ、進化系統樹なども記載されています。こうした系統樹に掲載されている菌株は、遺伝子情報がインターネットなどにあるのでしょう。
これからの細菌の同定には遺伝子の相同性の確認が不可欠になってきそうです。古典微生物学しか学んでいない私も、重い腰を上げてrRNAの16Sサブユニット部分の遺伝子情報などを勉強しています。
20万株を越える生物のrRNA(リボゾームRNA)の16S部分の遺伝子配列がインターネットに掲載されています。
そろそろDNAシークエンサーを購入しないとますます古典微生物学者になってしまいそうです。しばらくは外注ですませますが。
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